マクセル株式会社は、車載機器や医療機器向けを中心とした一次電池事業の強化を進めており、その一環として、株式会社村田製作所からマイクロ一次電池事業を取得することを発表しました。これにより、技術開発の加速や生産効率の向上などのシナジーが期待されます。

取得対象となるのは、コイン形二酸化マンガンリチウム電池、酸化銀電池、アルカリボタン電池の設計・製造事業で、今回の取得により年間約100億円規模の売上増が見込まれています。

なお、村田製作所は同事業のために新会社を設立し、本社および東北村田製作所（福島県郡山市）の対象事業を移管した上で、マクセルが新会社の全株式を取得する形となります。取得価額は約80億円、取得時期は2026年3月期中を予定しています。